映画と音楽って切り離せないものですよね。Jazzが好きな私としては、テーマ曲にJazzがフィーチャーされている映画は思い出深いものがあります。しかも音楽と映像が互いに心を通わせている作品ならなおさらです。その中でもとくに印象に残ってる作品をメモしておきます。
【死刑台のエレベーター('57.仏)】
監督 ：ルイ・マル
音楽：マイルス・デイビス
出演：ジュリアン・・モーリス・ロネ
フロランス・・・ジャンヌ・モロー
社長夫人とその愛人が目論んだ完全犯罪の綻び。次第に絶望的な情況に引きずり込まれていく二人の様が、マイルス・デイビスのミュート・トランペットと見事に絡み合った最高級のサスペンス映画です。モノクロ画面に映し出される妖艶なまでのジャンヌ・モローの表情がなんとも言えず、その演技は映画ではなく現実の出来事と見間違うほどの迫力に満ちてます。最初に観たときは失神しそうなほど強烈に引き込まれました。何百回観ても飽きない名作中の名作です。
■ジャンヌ・モロー／Jeanne Moreau
■マイルス・デイヴィス／Miles Davis
