NOZOMI WATANABE 漆工芸 / 札幌のアート

…人々は『 漆 URUSHI 』についてどのくらい関心があるだろうか

 私は、漆黒という言葉が生まれたように、漆黒の深い透明感と透き通った塗膜の放つ艶という素材独自の持ち味を、漆であるからこそ表現し得る美を、作品を通して体感してもらいたいという思いで作品制作を行っています。

 普段は、お椀等、クラフト作品を作って仕事としているのですが、このような作品では、「 環境と漆 」というテーマで、漆芸という技術面だけでなく、これからの未来にあるべき新しい漆表現とは何かを問いながら、素材と向き合い新たな発信スタイルの可能性を感じて制作をしています。

 机上の領域だけではなく、現代建築の空間に漆はどのように存在し発信していけるだろうか。
 それは、工芸というジャンルに収まらない、彫刻との境目も曖昧だと言える領域なのかもしれませんが、漆芸の技術あってのもの創りであり、日常漆を扱っている作家の素材からの発想であり、空間へのアプローチであると捉えています。

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NOZOMI WATANABE ♀
1981 札幌市出身
2004 東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸漆芸専攻 卒業

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